コンさんは、平成１７年９月に東京都中央区銀座にＲＣ造７階建、１ＤＫ×６、店舗×１の賃貸マンションを新築。折りしも都心では不動産ミニバブルが起こっており、ワンルーム販売のデベロッパーやファンドが中央区に大量に賃貸マンションを供給していた時期。そのため、都心の一等地にもかかわらず、家賃相場は軒並みくずれ、入居募集に思いのほか苦戦を強いられることになってしまっていた。

しかし、ここからがコンさんのスゴイところ。当社のインターネット募集戦略セミナーを受講し、地域ブログを開設。地域の情報をほぼ毎日更新し続け、なんと過去三年間の更新率は約８割！今では「銀座、地域情報」で検索するとトップに表示されるほどの地域情報ナンバーワンのサイトまで育てあげたのである。

特筆すべきは、この地域ブログで１階テナント（クリーニング店）のキャンペーン情報や染み抜きに強いクリーニング店としてたびたび地域ブログに紹介。その結果、グーグルで「銀座、クリーニング」と検索するとトップ２に表示され、近隣の方が高級車を乗り付けて、わざわざクリーニングを出しにくるほどの地域一番の繁盛店にしてしまった。

入居者により便利で最新情報を届けようとする心配りと、ブログを毎日更新するその固い意思と努力。
そして、まずは、テナントの売上に協力するというその奉仕の心。どれを取っても、文句なしのノミネートです。

いやー、これは悲惨だ。悲惨すぎる・・・。
悲惨すぎるが故に、どう克服していったのかが気になり、ついつい引き込まれてしまった。恐らく、多くの方が「なんでこんな物件買ったんだ？」と思うことだろう。

ボロいだけならまだいい。もし、彼がその後に起こる出来事を予測できたなら、絶対にこの物件を買う事はなかったはずだ。
しかし、商いをする以上、予想外のことは必ず起こる。ということは常に心得ておかなければならない。そうでないと、何か起きたときに冷静に対処ができなくなってしまうからである。

渡辺さんのケースでは、買ったとたんに基礎の欠陥、入居者の死、災害危険区域の指定など、１日に３度交通事故にあってしまうほどの確率で災難に見舞われてしまったのだ。本当に悲惨だ。

しかし、彼はまったくめげる事なく、一つ一つ問題をつぶしていく。
そのバイタリティーには心底、感服してしまうのである。

もちろん、もっと勉強と実践を積んでいたら・・・
あるいはインスペクションなどを利用していたら・・・
と感じるところも無くはないが、人生にタラレバはつきものである。

今ある目の前の困難に立ち向かい、それを克服してこそ次のステージがある。目の前の困難を避けていたら、いずれまた同じ困難が降りかかる。
人生に中間省略はない。

リアルにそう感じさせてくれた勇気あふれるエントリーです。
渡辺さん、ありがとう！！

やばいぜ、よしゆきさん！俺は不覚にもファミレスで涙した。
そして、とてもあたたかい気持ちになった。このエントリーに非常に安易なタイトルをつけるなら「素人が民事裁判をして勝利する方法」なのだが、決してそういうテクニック論的なエントリーでは無い。

なぜ、彼はこんな物件を買ってしまったのだろう。彼のエントリーを読んでいて、終止この想いはつきる事が無かった。しかし、一冊の本にすれば３００ページを裕に超えるであろう、膨大なエントリーを最後に読み終えたとき、私にはその本当の理由が分かったような気がする。

業（なりわい）をしていれば、必ずトラブルに見舞われことがある。災いは避けたくても避けられないことがある。そんなとき、私たちは、どう対処したらいいのか？きっと、彼は、いや先天的に障害を持ってこの世に生まれてきた彼のアパートは、この一言を私たちに教えるためによしゆきさんを選んだのだと思う。

「大家になるなら、それなりの覚悟をもて」と。

大家は、入居者の生活はもとより、社会との関わりに大いなる責任を持たなければならない。このことを改めて気づかせてくれた。

エントリーを見ていて、ふと周防正行監督の「それでも僕はやっていない」を思い出した。見る人によって彼は「無駄なことをやっているバカな人」に見えるかもしれない。世の中は、無条理と矛盾に満ちている。だからこそ、彼のように先陣をきって真実を突き詰める行動こそが尊いのである。
よしゆきさんに、感謝しつつ、一字一句読んでほしい。そして、彼の経験を世に広めよう。それが今日この場に居合わせたあなたの義務でもある。

「好きにやらせてもらいたいから父から買い取ったんです」
え？？私は、最初何をいっているのかわからなかった。聞けば、最初はお父さんが経営していた築３１年の賃貸マンションの管理を手伝っているだけだった。

しかし一念発起し、自らオンボロマンションを買い取ってオーナーになってしまうのだ。しかも次々に襲いかかるトラブルをも解決していき、奮闘の末、満室大家さんになるのである。

いやー、「親のアパート経営を手伝ってます」というのは聞いたことがあるが、自ら借金をして父親から買い取り、空室やトラブルを解決するなどというのは前代未聞。まさに「退路を断つ」とはこのことだ。本気度が半端ない！
空室だけならまだしも、騒音問題、滞納問題、黒カビ問題、物置散乱事件、灯油漏らされ事件、原状回復で訴えられた事件などなど。それはそれはトラブルのオンパレード。普通の大家さんならとっくにめげてしまっていただろう。

しかし、当の本人に悲壮感はみじんもない。わからないことは勉強をして即実践。そんな彼女の素直さ、一生懸命さに、周りの人はどんどん引き込まれていってしまう。トラブルをクリアするたびに仲間が増え、力と存在感を増していく。そして、今度は逆に周りの人たちが勇気を与えられる。まるでドラクエのヒーローのようだ。

版権ギリギリの「ミッキー部屋」など、アイデアも素晴らしい（笑）。とにかく明るく、元気な米ちゃんにスタンディングオベーションを送りましょう！

今年J－REC公認不動産コンサルタントに見事合格した、山岸加奈さんからのエントリー。不動産実務検定の最高レベルに上り詰めた彼女だが、２年前に新米大家さんとしてスタートしたばかり。当時は手探り経営をしていた。本を読みあさり、闇雲に実践するも、効果はなかなかでない。それはそうだ。今やＡＤ３ヶ月必要といわれるクレイジー激戦区札幌。少しノウハウをかじったところで、新米大家が太刀打ちできる戦場ではない。

ベテラン大家さんの中には、１人で何でもできる人もいる。しかし、チームをつくれば、新米大家さんでもベテラン大家さんと対等に渡り合うことができる。山岸さんは、まずは自分の強みと弱みを理解。自分で出来るものは自分でやる。足りないものはチームを作って補うことで、ベテラン大家さん顔負けの経営を実現できるようになった。

同時に、勉強会などにも積極的に参加。勉強会の仲間との交流は、孤独な新米大家さんにとって、モチベーションを保ち、お互いを高め合える大切な存在だ。そこで得た知識はすぐに自分の経営に取り込んでいく。リフォームしたら、先輩大家さんへの内覧会を開催して、ダメだしをもらう。何でも自分でウンウン唸って考えるよりも、引き出し（経験値）の多い先輩たちに自分の弱みをさらけ出し、アドバイスをもらった方が１００倍もいい。

あなたも１人で悩まず、近くにある勉強会の門を叩くと良い。自分も昔、あなたと同じだった。みんなほっとけないから、いろいろアドバイスをくれるし、良い業者も紹介してくれる。遠慮はいらない。彼らがかつて仲間にしてもらったことと同じなのだ。ありがたく教えてもらったらいい。
そして、うまくいったら次はあなたが教える番だ。山岸さんは来年からJ-RECの講師として教壇に立つ。きっと近いうちに、山岸さんを超える大家さんが誕生するに違いない。

茂助さんは、不動産を購入する前に買った後の擬似体験ができる「カモネギ脱出ゲーム」を開発した。そしてこの１年、全国各地でゲーム会を開催し、本年約３００名に普及させた。ほぼ手弁当である。５年後、１０年後キャッシュフローはどうなるのか？古家を現金で買った場合、高額なＲＣ一棟マンションを買った場合、シェアハウスとして運用した場合など、さまざまなパターンで体感できるようになっている。

ラットレースをいち早く抜け出すためには、高額な物件をフルローンでレバレッジをきかせて購入するのが王道とされている。しかし、不動産は購入した後にさまざまな事象が起こる。稼働率の低下、家賃の低下、募集コストのアップ、突発的な修繕、滞納、孤独死、夜逃げ、そしてデッドクロスなど・・・。計算どおりにならないのが不動産投資なのだ。確かに、これらのリスクと対処法はいまや「不動産実務検定」で事前に学べるようにはなっている。しかし実際を体験することはできない。なぜなら、それらを体験するにはリスクを負って実際に物件を購入しなければならないからだ。

いま、体感的に６割超の大家さんがマーケットや不動産業者にカモにされていると思う。景気対策により、不動産プレーヤーは急増、マーケットは品薄状態となり、いわゆる利回りのよい優良物件が少ない。だから尚更初心者はカモにされやすい。初心者が最初の投資で失敗すると、再起するのはかなり厳しい。同じ不動産を１億円で買って、すべての人が上手くいくとは限らないのだ。

自己資金や属性など、いまあなたがいるステージによって、買って良い物件、ダメな物件がある。最終的なファイナンシャルゴールを達成するには、やみくもに資産規模を求めるのではなく、自分なりのロードマップを描く必要がある。そのロードマップを具体的に体感し、描けるようになるのが「カモネギ脱出ゲーム」なのである。ぜひあなたも一度プレイしてもらいたい。